大家業(不動産投資)の始まり
大家業(不動産投資)を始めたのは、38歳の時であった。
2010年11月に中古アパートを購入して、大家業が始まった。
今、無事?に10年目を迎えている。
もともと、20、30代のころから、一生サラリーマンを続けることに違和感があったが、商売のやる気も才覚も無かったため、本業以外でできることは、株や投資信託を買ってみる程度であった。
その後、先物に手を出したり、FXとかも出てきて、なけなしの貯金をはたいてやってみたりしていた。
たまに、儲かる事もあったが、ライブドアショック、リーマンショック等に見舞われ、副収入の希望は打ち砕かれた。
一時的に儲かっても、その儲けも元本も暴落に飲み込まれてゼロになってしまうのだから。
脱サラする難しさを思い知らされるばかりであった。
株・FXがダメならできる事はなんだろう?
ということで、サラリーマンでも出来る安定した投資として、不動産投資(大家業)に目を付けた。
売り中古アパートを探しながらも、街で空室だらけの寂れたアパートを見るたびに、「借金してアパートを買って家賃で返済できるのだろうか? 何の経験もない自分が収入を得られるのだろうか?」
と、怖れと不安に襲われていた。
それでも、他にやれることは思いつかないし、ダメでもなんとかなるだろう、やってみなければわからない、いや、やってみたい、ゲームに参加してみたい、
という感じで、ネットに出ていた売り中古アパートに買付を入れた。
2,000万円のアパートであったが、1,600万の指値が通った。
年収500万未満だったから、融資が厳しいと思っていたが、1,450万の融資が通り、初アパートを手に入れることが出来た。
今思えば、運良くスタートできた。
8戸中4戸の空室も数か月で埋まり、キャッシュフローが毎月15万程度入って来るようになり、大家業に味を占めた。
そのキャッシュフローを貯めて、今までアパート、戸建てをコツコツ買ってきた。
安い物件しか買えないため、たいていボロボロだからリフォームが付き物だ。
あまりリフォームにお金はかけられないので、結構な部分をDIY(セルフリフォーム)している。
DIYは好きだし、住処を提供できることにやりがいを感じる。
物件をリフォームして入居してもらえれば、その後の手間はかからない。
この仕事なら一生続けたい。
だから、サラリーマンより大家業が優先なのだ。
いまでは、アパート4棟、戸建て10戸を所有し、それなりの家賃収入が得られるようになった。
途中ではいろいろ失敗もしている。
・空室が長期で埋まらない
・ボロ戸建てがシロアリに食われていた → 売って損切り
・ボロ戸建てにお金がかかりすぎてリフォームを断念 → 自分の物置に転用
・物件購入資金を増やそうとしてfxで大損(コロナショック)
今頃は脱サラして、専業大家のはずであったが、思い通りトントン拍子にはいかず、専業大家になるにはもう少しかかりそうである。