マインドに主導権を握らせてはイケナイ
今日引いたカードは、「MIND(心)」だ。
ギョっとする図柄だ。顔全体がガラクタの寄せ集めになっている。
このカードの解説では、MIND を心と訳しているが、通常は心を英語にすると、HEARTになる。
MINDとHEARTはどう違うのだろうか?
簡単に言うと私的には、MINDは思考に近い心で、HEARTは魂とか直感に近い心ということで捉えている。
理想的な人間ならば、HEARTの想いを実現するためにMINDを使って、有意義で幸福な人生を歩むことができる。
しかし、大半の凡人は生活に汲々として、MINDのネガティブな自動思考に従わされ、HEARTの想いにフタをして、イマイチな日々を送っているのではないだろうか?
表面上は幸せに見えても、内面の実態はこの図柄のようなものだと思う。
たいして大事でもない事や、本心とかけ離れたガラクタのような思考で混乱してないだろうか?
・会社の命令に従わなきゃならない
・親の言うことを聞かなきゃならない
・世間体を良くしなきゃならない
・自分には無理だな
・自分はこのままどうしようもないな
本当にそうだろうか? 本当に絶対的にそうだろうか?
あなたの本心はどう思っているだろうか? 本心ではどうしたいのだろうか?
これらのガラクタのような思考は、世間から刷り込まれたものでしかない。
無難に生きるには多少は役に立つかもしれないが、あなたの夢や理想を実現させてくれるものでは無い。
まずは、MINDの声は聞き流して、HEARTの声に耳を傾けよう。
HEARTに主導権を握らせるのだ。
HEARTの声が聞こえなかったり、弱かったりしたら、世間と距離を置いた方がいい。
人間は動物だから、環境適応、つまり世間に合わせる本能に逆らえないからだ。
この先もMINDに支配された人生を送りたいのか、HEARTに従って生きたいのか、選択している自覚を持つべきだ。
人生を選択することなく、漫然と送っていれば、勝手にMINDに支配されていて、気付かないまま人生を終えることになりかねない。
それでも、人生を逃げ切れればそれなりに幸せかもしれない。
でも、HEARTを無視しすぎると、遅かれ早かれ、うつやノイローゼになってしまうだろう。
HEARTの声を聴くには、やはり世間と距離を置くための休養=自分の時間が必要だ。
仕事優先の価値観で有給休暇の取りずらい今の日本の社会は、HEARTの声を聴いて生きるのに適していないと思う。
ヨーロッパ諸国のように、人生を豊かにすることを優先する価値観に、日本も変わっていくことを切に願う。